矯正相談 が増えています。 Vol.156

皆さん、お久しぶりです。
気づけば2020年になってから初めての投稿になります。

当院といえば親知らずの抜歯で毎日、
相談と抜歯の患者さんで溢れかえっていますが

同じくらい相談と治療が多いのが矯正相談です。

矯正相談 はセットで

親知らずと歯並びとセットでの相談も非常に多いです。
親知らずが横にはえてて隣の歯を押しているから

歯並びが悪くなってきました。
という患者さんが多く来院します。

こんな感じにはえてる親知らず↓

 

 

 

 

なぜ、そのように思うのですか？　と尋ねると
通っていた歯医者さんに言われました。　と答えます。

ケースによりますが
ほとんど間違った知識を植え付けられています。

まず

親知らずは個人差がありますが
10代後半から20代前半にはえてきます。

親知らずの抜歯を敬遠する歯医者さんが多い理由の１つ

この10代後半から20代前半は
歯の根っこが伸びながらはえるので

隣の歯を押す力があるのは否定できませんが
歯の根っこが完成してしまうと隣の歯の

歯並びを乱してしまうような力があるとは
考えにくいと思います。

歯の根っこが完成しているかどうかは
レントゲンを見れば確実にわかります。

そして

そのレントゲンに歯根膜が確認できないようなケースの
親知らずは癒着が起こっており

抜こうと思っても
なかなか動きません。

このなかなか動かないのが
親知らずの抜歯を敬遠する歯医者さんが多い理由の１つです。

骨性癒着（アンキローシス）

この癒着は骨性癒着（アンキローシス）といい
歯根膜がなくなり骨と歯がひっついて動かなくなることです。

親知らず以外の歯は、ごはんを食べる度に
咬みあって数ミリ動いているので癒着は、ほぼ起こりませんが

横になって咬みあっていない親知らずは癒着が起こりやすく
多くのケースで癒着が確認できます。

それゆえ親知らずは

癒着＝動かない＝押さない＝抜きにくい

となるわけです。

親知らずを日常的に扱ってないと
正確な診断はできません。

お口の全ての治療はつながってます。

矯正相談 など
2020年の当院の実績

親知らずと歯並びの正確な診断は
総合的な治療のできる当院の強みです。

2020年5月はコロナ騒動にも関わらず
下記のように多くの患者さんが来院されました。

• 親知らずの相談件数　84人
• 親知らずの抜歯本数　101本
• 矯正の相談件数　　　24人

ぜひ、ご相談ください。

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