気がつきにくい歯ぎしりの症状

歯ぎしりのボトックス治療 を当院ではお勧めしています。歯ぎしりは通常、覚醒している状態で歯が擦り減るまたはキリキリ音を立てる程の咬む力は出せませんが歯ぎしりは睡眠中の無意識の状態で異常な程の噛む力を発症しほとんどが自覚症状がなく原因不明とされています。
顎や歯に違和感を感じたら大きな問題を引き起こす前にお早めにご相談ください。
歯ぎしりの大きな3つの症状と
引き起こす問題点

- クレンチング
上下の歯を強く咬む - タッピング
カチカチ音を立てて咬む - グラインディング
上下の歯を擦り合す
- 歯が擦り減る
- 歯のハセツ
- 知覚過敏
- 歯の動揺
- 歯周病の悪化
- 顎の筋肉の過剰な発達
現在の治療

ナイトガードという歯ぎしり対策のマウスピースのような物を睡眠時に装着する方法がありますが、ナイトガードでの対策はあまり効果がないのが現状です。
また異物を口の中に入れて寝るので慣れない場合はストレスを抱えて睡眠の妨げになることもあるのであまりお勧めしません。
歯ぎしりのボトックス治療

ボトックス治療の手順
-
- STEP 1問診
- 顎や頬の筋肉、歯に異常を感じる、歯ぎしりの疑いのある方は、ご相談ください。
-
- STEP 2施術
- 通常、一回のボトックス注入で3〜4ヶ月は効果が持続。
-
- STEP 3経過観察
- 3回〜5回の注入で筋肉の廃用性萎縮(使わない筋肉は弱っていくこと)が期待できます。
ボトックス治療 価格


歯ぎしりのボトックス治療に
ついてよくある質問
針を刺す時にチクっとした痛みは感じるかもしれませんが、ボトックス注射の針は細いので採血などの注射針よりは痛みは少ないと思います。
個人差はありますが、治療効果の持続は約3ヶ月から4ヶ月。年に約2、3回の施術を目安にお勧めしています。
ボトックス注射に用いられるボツリヌス菌は、それ自体は土壌や海や川にいる嫌気性菌なのですが、注射に用いられるボツリヌス菌から取れる天然のタンパク質が咬筋や側頭筋に働きかけて症状を緩和してくれる作用があり、それらは人体に無害で安全性が証明されている治療方です。
繰り返し行っても問題ありません。ただし皮下出血、噛んだ時の違和感、通常約2、3日で治る痛み腫れが長引くなどの副反応も報告されています。施術を控えた方が良い場合もありますので、まずはご相談ください。
妊婦の方や妊娠の可能性のある方、過去にボトックス注射でアレルギー反応を起こした方や神経・筋疾患のある方は施術を行うことができませんのでご了承ください。
歯ぎしりの原因は、精神的なストレスや生活習慣、歯並びなど多岐に渡りますので完全に治すには様々なアプローチが必要です。ボトックス注射による歯ぎしりの治療は、咬筋に注射をして症状の緩和を目的に行う代謝療法になります。歯並びが著しく悪い方は矯正治療と合わせた治療をご検討いただいています。
当院の扱うボトックス注射は、ニューロノックスというメーカです。ジェネリック医薬品としても登録されており、多くの医院で使われている安全性が認められた医薬品です。
ボトックス注射には、美容外科的な側面がありますが、当院で行う治療は美容改善を目的とした施術ではございません。
その日のうちに食事や入浴、歯磨きなど普段通りの生活を過ごしていただけます。