歯を抜くか抜かないか vol.85
歯を失うというのは非常に嫌なものです。
すでに何本か抜歯している場合は
なおさらではないでしょうか!
歯がグラグラになって
咬めないし膿も出て
口臭の原因となっているのにも
関わらず抜いて欲しくない!
という患者さんの場合
もう、手遅れでどうにも治療のできない歯でも
患者さんによっては抜かずに
そのままにしておくこともあります。
ダメな歯の両隣の歯に悪い影響がない場合で
心情的なものを考慮してです。
ただしダメな歯を抜かないのが
良い先生ではありません。
あくまでも一時的なもので
根本的にお口の機能を回復させることが前提です。
この歯を抜く、抜かないは
よくセカンドオピニオンで受ける相談のひとつで
患者さん自身が
なぜ抜くのか?という説明を
しっかりされていないことが多いです。
歯を抜かないといけない理由はたくさんあります。
- 歯を支える骨の中まで虫歯が進行した場合
- 歯を支える骨の中まで歯の亀裂が進んだ場合
- 歯周病で歯がグラグラ
- 矯正で歯のガタガタを直すとき など
その歯があることによって
その後、お口の中の環境に良くない場合に
抜歯となります。
この中でも少し定義が曖昧な
歯がグラグラしている!
の場合の簡単な抜歯の定義についてのお話をします。
歯を抜くか抜かないか |基準
実は歯がグラグラする方向によって
抜く、抜かないの定義が存在します。
歯の動揺にも分類があってこの中でも
3度の場合が抜歯という基準があるのです。
歯は常に多少は動いてますが
自分で歯を揺らしてみて
上下に歯が動くのが3度です。
この3度の動揺がある患者さんが来院して
何とかなりませんか?と相談を受けます。
残念ながら時すでに遅しです!
むしろ、残っている他の健康な歯が
同じようにならないようにお口の環境を
変えましょう。
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