セラミックって虫歯になりにくいの?

Vol.140

 

他院で治療中の患者さんが頻繁に

セカンドオピニオンで来院されます。

 

セカンドオピニオンとは、別の歯医者さんにも

治療方法を聞くというもの

 

これは非常に大事で

他院で抜けない!と言われた親知らずが当院では簡単に抜けたり

この歯は抜く以外に治療法はない!と言われた歯が抜く必要がなかったり

反対に、ずっと根の治療で通わされ続けたけど

すでに根が割れていて回復の見込みがないと知ったりと

先生によって治療法に大きな違いがあることが分かります。

 

最近、よくあるお問い合わせで気になったのは

セラミックは一番、虫歯になりにくいから銀歯を全てセラミックに

した方が良い! と他の先生に言われたというもの。

 

うーん!かなり怪しいですね

 

確かに見た目や生体親和性は銀歯に比べて格段に良いですが

銀歯が虫歯になりやすい!というのは正しくないと思います。

 

むしろ、虫歯になりやすい、なりにくいだけで言うと

銀歯の方が虫歯になりにくい!

と思います。

 

これを患者さんに話すと

高価なセラミックは全てにおいて良い!と信じているので

何が正しいのかわからなくなって戸惑われる方が多いです。

 

そもそも、治療した歯が再び虫歯になる原因は何でしょうか?

 

患者さんの清掃不足もありますが

治療後に修復物が欠けて削った虫歯になりやすい部分が露出し

再び虫歯になることが多いです。

特に歯と歯の間に、このようなことが起きます。

 

銀歯の良さは辺縁強度の強さにあり、非常に薄くても欠けにくいので

上記のようなことはありませんが、セラミックやハイブリッドなどの

修復物は適正な厚みがないと銀歯に比べて脆く欠けやすいです。

 

修復物と歯の境目 (特に歯の間、赤矢印)は

下の画像のように修復物が非常に薄くなります。

 

薄くなった部分はハイブリットやセラミックでさえ

適正な厚みが取れていない場合は脆く割れやすく

欠けたままになっている患者さんを多く拝見します。

 

反対に金属は非常に薄くても欠けにくいので

この点においては虫歯になりにくいと言えます。

上の画像は探針と言って歯医者の基本セットに入っている

ポピュラーな器具で、先端がかなり尖っているのが分かると思います。

こういう尖ったものには金属が適していて壊れません。

 

一方、ハイブリットやセラミックは尖ったものにすると脆く壊れやすいので

このような尖った器具にセラミックやプラスチック製のものは

見たことがありませんね。

 

歯の修復物を白いハイブリットやセラミックにする場合は

どうするのでしょう?

 

壊れないように辺縁強度を増すため

金属の3〜4倍、歯を削って厚みを確保するのです。

これがセラミックのデメリットで削る量が多いです。

 

僕も上の奥歯に何本かインレーと言われる小さい金属が

入ってますが、見えないのと金属アレルギーの事は考えてなく

歯を今以上に削るのは嫌なので現状がベストだと考えています。

 

 

このようにセラミックは全てにおいて良い!

金属は全てにおいてダメ!

というのは間違いです。

 

一長一短ありますから、他院でセラミックを必要以上に

勧められたらセカンドオピニオンで当院へお越しください。

 

セラミック推しの歯科医院が増えてきました。

これは患者さんのためというより診療所の利益のため!

が本音じゃないでしょうか。

 

当院にも

セラミックをどんどん制約して売り上げ倍増!

みたいな広告やセミナーの案内がたくさん来ます。

 

セカンドオピニオンが大切ですよ!

 

 

 

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