丁寧な抜歯 とは vol.49
昨日は連休前にも関わらずインプラントのオペがありました。
今回は僕ではなく代診の鎌田先生が担当しました。
この患者さんは奥歯の状態が非常に悪く
抜歯してインプラントをすることになった患者さんです。
黄色の丸の部分です。
こういう状態の場合は、ただ抜歯するだけでは
骨はできないのでソケットプリザベーションという
処置が必要となります。
ソケットプリザベーションとは
簡単に説明すると抜歯してできた穴に
少し手を加え人工骨で満たし
骨を造ることです。
数ヶ月後のCT画像です ↓
赤い線の内側が骨を造った部分です。
丁寧な抜歯 |将来を見通して
実はインプラントを頻繁に行う先生と
やらない先生では抜歯の方法が違うんです。
当院の患者さんの場合はいずれインプラントになる可能性が
あるので抜歯後の処理はかなり丁重に行います。
今はインプラントを選択しなくても将来的にインプラント治療に
なるケースがありますし、その場合は
この作業が非常に大事になってくるからです。
この作業をしっかりやらないと抜いた穴は骨ではなく
柔らかい肉芽という組織での修復となってしまい
インプラント治療を困難にするばかりではなく
入れ歯の安定にも影響を与えるんです。
骨ができていないのをたくさん見かけます
実際に多くのインプラントの症例数をこなしていると
10年以上前に抜歯したにも関わらず骨ができていないのを
たくさん見かけます。
簡単な抜歯でも、その患者さんの長期的な予後を考え
しっかりと骨を温存する抜歯の方法が必要なのです。
歯は身体の一部ですから削ったり抜いたりすれば
二度と戻ってきませんから今通ってる歯医者さんに
少しでも不信感がある場合には他の歯医者さんに
相談してみることが大事です!
広島駅から徒歩4分
河村歯科クリニック HPはこちら
〒732-0828 広島市南区京橋町1-3赤心ビル1F
TEL:082-263-6480
※当医院は予約制ですが新患、急患は随時受け付けております。
予約状況によってはお待たせすることがありますのでできればお電話いただければ幸いです。。