親知らずの周りが腫れている時 vol.79
他院で無理だと言われた
横を向いた親知らずでも30分程度で抜けます!
とブログでもよくお伝えしているせいか
毎日、お問い合わせがあります。
親知らずの周りが腫れて痛い!
予約に30分の空きがあれば
突然の来院でも問題ないのですが
その日には抜けない場合があります。
親知らずの周りが腫れて痛い!
このような場合は腫れの原因である
膿をだして薬で痛みと腫れを落ち着かせてから
後日の抜歯となります。
親知らずの周りが腫れている時 の抜歯
なぜ、このような状態の時は抜かないのでしょう?
- 麻酔が効きにくい
- 術後に痛む割合が大きくなる
この二つが大きな理由です。
患者さんによっては遠回しに抜歯を
断られているのではないかと
勘違いされる方がおられるので
簡単に説明します。
健康な歯茎の組織のPH
健康な歯茎の組織のPHは中性付近ですが
歯茎が腫れて膿んでいる状態の組織のPHは
酸性に傾いています。
膿(うみ)がしょっぱいのもうなずけます。
実は麻酔薬は
組織が中性付近(腫れていない健康な状態)
で一番、麻酔効果を発揮するようにできており
酸性に傾くと効果が激減してしまうことがわかっています。
親知らずだけでなく
歯周病で歯ぐきが腫れている場合も
同じ理由で麻酔が効きにくくなります。
歯科治療において
麻酔はかなり高い頻度で使用するので
歯医者さんに来院するタイミングは
痛みが少ない時がベスト!
だと理解してもらいたいです。
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